「はちはく」で学んだ八王子の魅力
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皆さんこんにちは!
サービスラーニングⅠ 第1期ブログ担当になりました武内です。
今回は、ボランティア活動を通して、学んだことや体験したことを皆さんに伝えたいと思います。
私は、5月10日(土)に「桑都日本遺産センター 八王子博物館(はちはく)」の郷土資料館ガイドボランティアに参加しました。
「はちはく」は、八王子駅南口にあるサザンスカイタワー八王子の3Fにあります。
また、令和3年6月21日にオープンしたばかりでとても綺麗です。
「桑都日本遺産センター 八王子博物館(はちはく)」入口の様子
参加のきっかけ
八王子の大学に入学し、歴史を知る機会があるのにも関わらず、知らないままでいるのはもったいないなという思いから参加しました。
活動内容について
「はちはく」の職員の方に、八王子の歴史について教えていただきました。
その後、実際に販売しているグッズなどの準備を行いました。
<学んだことや体験したこと>
八王子について
まず、八王子の歴史について簡単に説明します。
八王子市は、養蚕や絹織物が盛んだったことから桑都(そうと)と呼ばれていました。
昔は、絹で着物を作っていましたが、絹は水に弱いという特徴があり、洗濯することが簡単ではありませんでした。そのため、簡単に洗うことができるウールの織物が主流になっていきました。あまり多くはありませんが、現在でも絹織物を作っているところがいくつかあります。そして、織物は絹からウールへと変わりましたが、今でも八王子市の織物業は引き継がれており、ネクタイの生産で知られています。
機織りについて
織物はは機織り機を使って織られていきます。どのように織るかというとまず、緯糸(横側の糸)を通すための道具を使い、緯糸を通します。次に、筬(おさ)を使って、緯糸と経糸(縦糸)を整え、足元にある踏み木を踏み、糸を通すというのを繰り返すことで、織っていきます。
文面だけでは、おそらく伝わらないだろうと思います。「はちはく」では、機織り機があり実際に機織りを体験することができるので、ぜひ体験してみてください!
実際に体験してみました。今まで、郷土資料館で見かけることはありましたが、実際に体験できたところがなかったので体験できてうれしかったです。
実際に体験した時、緯糸を通すための道具があるのですが、反対側に渡すことが難しかったです。
車人形について
私は、機織りのほかに、車人形にも挑戦してみました。
車人形とは、江戸時代後期に考案され八王子に広まった人形芝居のことで、伝統芸能でもあります。
ろくろ車という、タイヤのついた小さな椅子に座って人形を扱います。人形は木の骨組みで支えられているのですが、片手で人形の頭と体全体、片方の腕を支え、動かさなければなりません。また、ろくろ車を動かすにはコツがあり、バランスを保たないとひっくり返りそうになります。
体験してみての感想ですが、人形は見た目よりも重さがあり、片手で支えなければならないので非常に大変でした。(重さは5キロくらいあるのと思います。)
車人形を扱うには、腕力とバランス力も必要だと思いました。
まとめ
私は、この活動を通して、八王子の魅力についてほかの方にも伝えていきたいなと思いました。そして、より多くの方に知っていただくことで、伝統芸能や工芸品を守ることにつながるのではないかと思います。
ここでは紹介しきれていない、高尾山のことや八王子城のこと、八王子市のより詳しい歴史について様々な八王子の魅力が「はちはく」には詰まっています。ぜひ、一度訪れてみてください。そして、八王子市について1人でも多くの方に興味を持っていただけたらなと思います。