レゴブロックから分かる心境の変化(高齢者スマホ相談会プロジェクト)
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皆さんこんにちは!
高齢者スマホ相談会プログラム第6回目、今期最後のブログ担当、ドラマが大好きで月9「海のはじまり」を毎週楽しみにしている応用生物学部3年の なる です!
7月3日に最終日を迎え、今までの活動の振り返りや、成果発表に向けたアンケートやリフレクションシートの集計を行いました。
今までの活動の振り返りでは、このスマホ相談会プログラムに参加する前と後の心境をレゴブロックで表現し、お互いに発表し合いました。レゴブロックを用いることで、言語化しにくいことを言語化しやすくできます!参加後の作品は、前に作ったものに応用して付け足したり、初めから作り直している人もいたりと、個性あふれる作品が完成しました!
それでは、小人たちの作品を紹介していきたいと思います!
トップバッターは、ゆーちゃんの作品です!
『ぐっどばっどまいんどごー』は、プログラム参加前の心境を表現しています!まず、土台がしっかりと安定感があり、レゴブロックの色もカラフルになっています。レゴブロックの色を自分の感情に見立てて使い分けているのがポイントです!また、土台に多くの青色のレゴブロックが使われています!これは、プログラム参加において、相談内容を解決できるかや、無言にならないかなどの不安の表れを感じました。
『にっこりさんに花束を』は、プログラム参加後の心境を表しています!土台のレゴブロックが青色から黄色に変化しています!黄色のレゴブロックは楽しさや、やりがいを、窓の扉で高齢者との心の距離を表しています。扉が開いていることから、緊張や不安が消え、高齢者の方々と家族や趣味など、沢山話し、心の距離が近くなったことを表しています!木やアイスの絵が描かれたレゴブロックは、高齢者の方々との会話で登場したもので、思い出になっています!
2番目は、のあの作品です!
『ぞうさん号』は、プログラム参加前の心境を表しています!全体的に青色のレゴブロックで統一されています!土台がゆーちゃんと同様に、しっかり固定されています!これは、高齢者の方々とのコミュニケーションが積極的に取れるかや、相談内容を理解し、手順に沿って解決方法を導くことができるかなど、様々な場面での不安を表しています。
『ぞうとらくだごう』は、プログラム参加後の心境を表しています!
回数をこなすうちに、自分もできることが増えたことから、土台を大きくしています!それに、参加前は、高齢者の方々のスマホ使用用途や頻度を定義づけていました。しかし、スマホをほとんど使わない人もいて、その相違をぞうとラクダで表現しています!左右で壁の高さが違うのは、相談内容によって時間内に解決できないこともあり、知識不足などの反省点を表現しています。
3番目は、タカタカの作品です!
『彷徨ってる私とその願望』は、プログラム参加前の心境を表しています!ぞうの鼻の先のプロペラに注目してください!プロペラが回転しません!これには、限られた知識のなかで、どんな相談内容がきて、自分自身が解決できるのかの葛藤が表現されています!
『成長した私と困惑する自分』は、プログラム参加後の心境を表しています!知識量をギアで表現しています!自分が考えている以上に難しい問題の解決や、スマホの使用頻度が少ない人と自分の差をギアの回転で知ることができます!また、窓の扉が半分閉じています。これは、携帯の設定に関して、時間が足りず解決できなかったモヤモヤを表現しています。
4番目は、なっぷーの作品です!
『まだ動いてない城』は、プログラム参加前の心境を表しています!相談内容から解決方法を導くときに、高齢者と私たち学生の間で思ったり、感じたりすることの違いから、レゴブロックを非対称にし、凹凸感を表現しています!また、相談会終了後に振り返りを行い、改善点を小人たちで考えました!小人たちで考えた意見は、黄色いM字型のレゴブロックで表現されています!
『自由』は、プログラム参加後の心境を表しています!左右対称で凹凸感をなくし、成長途中である羽をつけ、空を飛べるよう意識しています。また、壁の隙間に注目してください!知識の不揃いさや雑談をすることで、高齢者の方々についてどのくらい知れたかを表しています!最後に屋根についてです!雨が急激に降ったときに屋根で雨宿りしますよね!このように、屋根には安心感が表現され、このプログラムに参加した高齢者の方々のスマホに対する抵抗を軽減させ、安心に変えたいという思いが込められています!
5番目は、こうちゃんの作品です!
『回らないプロペラ』は、プログラム参加前の心境を表しています!土台の3つの車輪に注目してください!3つの車輪が交差しています!この車輪たちには、高齢者の方々から受ける相談内容における不安を表現しています。また、高齢者の方々にスマホ操作を教えるに当たって、指導面での不安も表現されています。
『広がった知識』は、プログラム参加後の心境を表しています!左側の車輪に注目してください!スマホに対する自分の持っている知識を使って、対応できるものとできないものがあり、頭の回転を車輪の回転に例えています!また、車輪の近くにある扉には、相談内容の難しさや自分の思いが高齢者の方々に通じなかったことから、閉ざされています。しかし、相談会を重ねていくうちに新しい知識を得ることで、自分の知識を広げることができました!
最後に私の作品です!
『ひらめきごう』は、プログラム参加前の心境を表しています!プログラム参加に当たって、相談内容が分からず、自分が的確な解決方法を導きだせるか不安な気持ちを車輪で表現し、車輪を3つにして不安定にしました。また、顔のあるレゴブロックを高齢者の方々に見立て、頭の上を花で飾りました!花には、「ひらめき」が表現され、私たちが、操作方法を教えることで、スマホへの抵抗を少なくし、スマホを使う便利さや楽しさを感じて欲しいという思いが込められています!
「パッションゴウ」は、「ひらめきごう」に目を追加しました!この目は、サーポートしてくれた由井市民センターの方を表現しました!相談内容によって、解決方法を導くのが難しかったことから、土台を斜めにしました。また、電話番号やIDを用いたLINEの友達登録において解決が時間内に解決できず、悔しい気持ちを青色の長いレゴブロックで表現しました。
私は、初めて自分の心境をレゴブロックで表現しました!自分の心境を目に見える形にするのはとても難しく、新鮮でした!紹介した3人の小人たちは、創造力が豊かで、発表を聞いて「このとき、こんな気持ちだったのだ!」と思う瞬間が沢山ありました!
それに、プログラム参加前は、相談内容が分からず、要望にあった解決方法を導くことができるか不安な気持ちをそれぞれ表現していました!しかし、プログラム参加後は、相談会の回数を重ねていくうちに、不安が消え、楽しさややりがいを感じるようになりました!!
改めて、6回に分けて行われた高齢者スマホ相談会にお越し頂いた皆様、高齢者あんしん相談センター由井の皆様、ありがとうございました!!この相談会を通して、スマホへの抵抗が和らぎ、「もっと使いたいと!」思ってくださるきっかけとなれば幸いです。
そして、後期の受講を考えている学生の皆さん、このプログラムに参加することで他学部との交流はもちろん、多世代間のコミュニケーション能力を高めることができます!!また、スマホに関する知識が豊富になります!!是非参加してみてください!!