不便さを楽しむ♪
| 固定リンク | 0 投稿者: 学生活動スタッフ
ブライトンに着いて早くも1週間が過ぎました。語学学校での授業、ホストファミリーとの語らい、カフェやお店でのコミュニケーション、ロンドン市内見学など、初めて体験する人も多く、緊張から始まった状況に徐々に慣れてきたところだと思います。ネットや本の情報を実際に体験して確認できることに喜びを見い出す人、なかなか緊張感がとれずに戸惑う人、すでに退屈してしまった人… 23名参加者がいれば、23通りの異なる体験があるわけです。
一般的に、海外研修・海外語学研修に参加する動機は人それぞれです。ずっと興味を持っていたことを実際に自分の目で見てみたいと思った人、一度ぐらい海外での滞在を体験してみたいと思った人、周囲の人に勧められて参加した人、語学力を試したいと思った人、ホームステイを体験したいと思った人、就職の面接で話すネタになると思った人、友達に誘われた人、何となく参加しようと思った人 ・・・etc.
では、海外留学での学びが大きくなる人は、一体どのような人でしょうか?
今回の語学研修に限らず、そして留学期間の長短に関わらず、留学の学びが大きくなるのは、その時の状況を楽しめる人だと思います。誰もが思うことは、日本での生活のほうが便利で心地よいということです。言葉は通じるし、自分がやりたいことは好きなようにできるし、日々の生活習慣は確立されているのでコスパを追求しようと思ったらいくらでも追求できます。でも、その感覚を海外での滞在に持ち込むことは、果たして得なことなのでしょうか?
学びや気づきの多い人は、どのような状況でも、たとえそれが多少不便であっても、楽しんでみることができる人です。日本での生活と比べてみて、日本の良さを改めて認識することは気づきにつながります。ですが、常に「日本だったらこうなのに…」と不便さを嘆いていては、不満ばかりが募り、せっかくの機会を無駄にするばかりです。そうしているうちに滞在先の「良さ」も見落としてしまいます。
どのような状況も楽しむためには、ちょっとだけ状況を俯瞰して見てみることです。不便であると感じたら自分で工夫してみる。不便さをむしろ楽しんでみる。多少失敗しても、それも学びにつながります。正解は一つとは限りません。いつもベストな答えが見つかるとは限らないのです。同じものを見聞きしても、他の人が自分と全く同じように感じることもありません。そう考えてみると、自然にいろいろなことが目に、耳に入ってくるのではないでしょうか。
2週間の研修後にどのくらい多くのことを学べるでしょうか。どのくらい研修を充実したものにできるでしょうか。そこに今までとは少し違う自分を見つけられるといいですね。
「海外プログラム」カテゴリの記事
- 帯同教員より【フィリピン語学研修】(2019.03.14)
- 授業について【フィリピン語学研修】(2019.03.14)
- 初めての海外【フィリピン語学研修】(2019.03.13)
- キルス財団【フィリピン語学研修】(2019.03.12)
- フィリピンでこんなもの食べてます【フィリピン語学研修】(2019.03.11)