BASECO活動を終えて感想②【フィリピン語学研修】
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◆参加学生 Y,Sさん◆
『自分の存在とは何なのか』
自分の存在とは何なのか。これがバセコというスラム街に行ったときに感じたものです。スラム街の子供たちと自分の違いについて考えましたが、それはスラムに生まれたか、日本という豊かな国に生まれたかの違いだけであると感じた。恐らくこの感覚は現地に行ってみなければ解らないでしょうからこれ以上は書きません。
この文章を読んでいる人は多少なりとも興味を持っているだろうから、行くべきです。「とりあえず単位を取ってこよう」みたいな軽い気持ちで参加したものにここまで感情を揺さぶられるとは思いもしなかった。個人的に人生で最も意味のある時間であったと言っても過言ではない。
◆参加学生 T,Sさん◆
『日本にいると絶対に参加出来ない』
海外研修3日目にフィリピンのバセコ地区にてボランティア活動をおこなってきました。私は初めて海外に来たので、海外の雰囲気などが全く分からないままだったので不安がとても多かったのですが、見ているだけでもわかるフィリピン人の優しさで到着してからはあまり不安が増えることなく生活が出来ています。
日本ではフィリピンのバセコ地区のようなところはあまりないので見慣れない光景に最初は戸惑った部分はあったものの、日本の子供より人懐っこい子供たちのおかげで楽しく1日を過ごせました。看護学を専攻しているので、保健衛生について考えると地面に犬などのフンが散らばっているのが衛生面や感染症について考えると良くないことだと思うので子供たちに作ったご飯を配るだけでなく、多少の清掃をしていくこともしたら良いのかなと思いました。
英語能力の向上を目的に参加したフィリピンの研修でしたが、日本にいると絶対に参加出来ないようなことをみたり体験できたりしてとてもよい経験になったと思いました。
◆参加学生 T,Sさん◆
『5人同時に抱えられるほど軽く』
私たちはフィリピン語学研修の一環として、バセコという場所にあるスラムで子供たちに食事を提供するボランティアを行いました。スラムと言ってもガイドさんいわく、高級スラムというような場所でスラムと聞いて我々が想像するような汚くて、危険な場所ではなく、お祭りの会場のように屋台があり、賑やかな雰囲気でした。
自分もスラムなど行ったことないどころか、日本から出たことすらなかったので最初はかなり不安があったのですが、実際にはそのような雰囲気の場所でスラムにも色々あるのだということが学べました。
食事を子供達に配るだけではなく、その食事ができるまでに子供達と一緒に遊んだりもしました。
むしろ、食事を配る時間、食べる時間はおまけでずっと子供達と遊んでいました。子供達がいる場所は日本でいう幼稚園のような場所で、そこについたらすぐに食事の材料を買い出しに行ったのですが、その際に他の人たちは両手に子供達を引き連れていたのですが、自分だけ誰も近くに来てくれなくて寂しくなったりもしましたが、食材を買い終えた後に日本からもってきたお土産のおもちゃを子供達に献上することで仲間に入れてもらうことができました。子供達は元気いっぱいで最初はおもちゃで一緒に遊んでいたのですが、肩車したり、高い高い遊びをしたり、抱っこしたり、おんぶしたり…常に3人くらいがへばりついており、最高で5人を抱えて走らされたりもしました。ですがみんな本当にかわいく、自分もついついはしゃいで遊んでしまいました。
別れの際は、ずっとそばを離れなかったり、泣いている子もいたり、I love youと言ってくれたり、教えてくれた仲間のジェスチャーを一緒にやったり、と半日という短い時間しか一緒にいなかったのに本当に別れが辛かったです。
楽しかったことばかり書きましたが、実際には子供達は幼いからという理由もありますが、自分が5人同時に抱えられるほど軽く、日本の子供達に比べ痩せているように自分は感じました。偽善的な気持ちかもしれませんが、実際にこのようなスラムという現状を目にし、この貴重な体験を何かに生かし、それが少しでも子供達のためになれるようにしていきたいと思いました。
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