自分の中、日本を考える【フィリピン語学研修】
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【参加学生 H,Yさん】
3月20日火曜日、フィリピン語学研修も残り4日となりました。大学の授業は金曜日までなのでいよいよ残り3回の授業になります。
ご存知の通り、月曜日の授業は交通機関のストライキによる休講で1日休みでした。なので本日火曜日は昨日の補講によるいつもより1コマ多い授業のため朝から気合を入れて登校しました。しかしながら、4コマ(昼食を挟んで2コマずつ)あるはずだった授業がなんと午前中で終わってしまいました。なんと、午後の授業はまたもやストライキによる休講。なおかつこの知らせを聞いたのは、午前中の2コマの授業が終わって友達と大学のカフェテリアで昼食を食べ終わった後でした。しかも休講の知らせは2コマ目の午前中の段階で出ていたそうで。たしかに、いつも多くの人で賑わっているカフェテリアが今日は私たちを含めても3グループほどしかおらず、なんかおかしいなとは話していました。ですがさすがに立て続けに休講になるとは思いもせず、午後の授業のためにお腹いっぱいに食べたお昼ご飯はただただエネルギーとして蓄えられるだけでした。
日本ではめったに起こらないストライキで私たちは少し困惑していましたが、先週の金曜日のデラサール大学の学生との交流会で出会った友達にコンビニの前でばったり会ったので今日の休講について話をしたら、とくに驚いている様子もなくストライキの経緯について話をしてくれました。そこで、今回のような突然のストライキによる休講もそれほど珍しいものではないのだとわかりました。
海外渡航が今回初めての私にとってすべての出来事が学びになりました。道を歩くだけで見えてくるものがたくさんあります。例えばコンビニの前には小さなカップをもった子供がお金を求めて座り込んでいるし、歩道には日本では考えられないようなところに人が寝ています。スターバックスの優雅な店内の外ではごみをあさっている人がいます。現地のツアーガイドさんが初日の空港から向かうバスの中で主都マニラには経済差が強く表れており、新しいものも古いものも混在する古都であると言っていたのを思い出します。そうです。確かにその通りです。
街中を歩いていると空気とごみの問題に直面します。大学の目の前の大きい通りを歩いているとのどが痛くなりそうなくらい空気が悪いです。日本がいかに空気が綺麗かを痛感します。そしてごみ。当たり前のように沢山のごみがあちこちに落ちているので避けながら歩きます。銀行のATMの前には考えられないほどの明細が何百枚といったほどに捨てられていました。
このように語学研修といえど、人として考えていかなければいけないことがたくさん見つかります。そういった意味でこのフィリピン語学研修には語学の習得以上にとてつもない価値があります。
マニラの街を見ているといろんな場面で日本ならもっとこうするのにとか、日本の当たり前ががなぜここには無いのかと思う場面が節々にあります。また、逆になんで日本はそれができているのかと外を見ることで初めて自分の中(日本)の当たり前を考えるきっかけにもなりました。
このフィリピン語学研修に参加して本当によかったです。
残り4日間、吸収するだけ吸収して帰国したいと思います。
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