キルス財団訪問学生感想【フィリピン語学研修】
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【参加学生 T,Sさん】
3月10日にウゴン地区で活動しているキルス財団の活動を見学し、キルス財団のスタッフの方の家庭でお昼をいただきました。普段資源ごみで捨てているようなジュースのパックなどでとてもかわいいアクセサリーやカバンなどを作っていて普段アクセサリーなどをリメイクしている私にとってはとても興味のある内容でした。お昼はティラピアというフィリピンではとても一般的に食べられる魚をいただきました。他にもたくさんのおかずとご飯、甘いデザートもいただきました。日本でいうプリンやもちに似ている料理もあり、どこか懐かしい美味しさがそこにはありました。日本とはまた違ったあたたさがあり、数時間の滞在でも名残惜しくなってしまいました。
他とは違う見方をすることによりとても魅力的商品を作り出し、自分たちで貧困から抜け出してきたキルス財団の方達をみているととても日本では得られないようなエネルギーを得られた気がして私もこれからの自分のことをもっと頑張ってみようと思えてきました。
◆参加学生 Y,Nさん◆
3月10日、ウゴン地区のキルス財団訪問をさせていただき、その後民家のランチをご馳走になりました。キルス財団では、フィリピンのスーパーで売っているジュースの袋のゴミを使ってポーチやエコバックなどを作って売っています。
これらの商品はゴミから作られたとは思えない、とてもかわいくオシャレなものがたくさん売られています。訪問中、バックを作っているところを見せていただきました。作業はNanay(お母さん)の長年の感覚でスピーディーに作られていました。私はこの研修の事前授業を受けるまでフェアトレードという言葉はもちろん、ゴミからそのままの形で商品になるものがあることは全く知りませんでした。こんなにも素敵な商品がゴミからできるのは本当に素晴らしいことだと感じました。お家訪問では、優しいNanay がおいしいお魚とお肉などの美味しいお料理をご馳走して下さいました。民家訪問は私たち生徒2人で行ったので、うまく話せるかとても不安でした。でも、お料理やテレビ番組、お家にあるものについて質問したり、フィリピン語を少し教えてもらったりなど話すことが出来ました。
今回のこのプログラムを通して、1日の生産量は手作りのためそれほど多くはなく、大金にはならないけれど、毎日の積み重ねで生活費にするという姿を見ました。これらより、日々の努力の積み重ねの大切などを学ぶことができました。英語も日々の積み重ねが大切なので、この学びを生かして残り2週間の授業も頑張りたいです。
◆参加学生 A,D さん◆
ウゴン地区のキルス財団を訪問しました。フェアトレードのことはもちろんフィリピンの一般家庭の生活やもとはスラムだったウゴン地区と他のスラム街の景観の違いが判りました。財団の作業員の方々は主に女性で、ここではお互いを「~ママ」と呼び合うそうです。この日は土曜日で作業場はお休みのため私たちを迎えることができたそう。作業場には十数台のミシンとファトレードの商品を作るために使う材料、もとはジュースパックなどのゴミものを綺麗に洗い、材料として使えるように処理したものがたくさんありました。歓迎セレモニーの後作業の様子を見せてもらえることになり、一つの商品が作られていく過程を見ることができました。もとはゴミだった材料をそろえて縫い合わせ、一つの手提げカバンができていく様子は不思議で感慨深いものでした。その後作業員の方の一般家庭にお邪魔し、昼食をごちそうになりました。私は女性とそのボーイフレンド二人暮らしの家庭にお邪魔しました。昼食は米と卵を使ったとろみのあるスープ、魚の揚げ焼き、鳥の煮込み、鳥のから揚げ、マンゴー、バナナなどでした。どれもとてもおいしく、普段フィリピンの生活で食べているのよりも量が多いこともあり、大満足の昼食でした。ボーイフレンドの方に話を聞くと普段は5時には起きていて溶接工の溶接工の仕事をしているそうです。他にもいくつかフィリピンの生活や日本をどう思うか、私たちのことや工科大の話などをして最後に写真を撮ってお別れしました。作業場に戻る前ウゴン地区の少しの距離を移動しましたが他のスラムと比べ景観がかなり整っていました。道端にゴミも比較的少なく日本の住宅街とさほど変わりないと感じでした。あえて言うなら道に車が少々多いくらいでした。
作業場に戻りフェアトレードの商品の購入タイムです。みんなが色々な商品を見て迷う中私は大きめの肩掛けバックを購入しました。買い物カバンにちょうど良い大きさで丈夫でデザインもよい品を購入できたと思います。日本人現地ガイドのひでこさんによるとこれらの商品は高級デパートなどで3倍以上の値段で売られるそうなので驚きです。帰り際記念にと全員フェアトレードのアクセサリーをいただきました。
短い時間でしたがフィリピンでの私たちの母親のように感じ本当に良い時間でした。
◆参加学生 I,Yさん◆
キリト財団もバセコと同様に私たちを温かく迎えてくれました。みなさん親切でとてもいい場所でした。今回は小グループに分かれて家庭料理を振舞ってもらいました。フィリピンの家庭料理はとても美味しいです。飲食店などは、脂っこいものが多いですが、家庭料理は体に優しい味で体に染み込んできます。色々な料理を食べることができました。特に美味しかったのは、ティラピアという魚を焼いたものです。とても味がさっぱりしていてすぐに完食してしまいました。日本を含め、どこの国でもやはり家庭料理はとても美味しいものだと感じました。また、キリト財団では落ちているゴミを加工して、商品を作るということをしています。本当にゴミだったのかと思うくらい、商品はとても綺麗です。私たち日本人はゴミだと思ってしまうものも、キルス財団の人にとっては大切な資源であり、リサイクルできるものだと考えていることが伝わってきました。このようにゴミを極力出さないということは環境にとって大切な考え方だと思います。
日本は比較的貧富の差が少なく、そういったリサイクルの考えを持っていても感覚的にはフィリピンより薄いと思います。日本の廃棄物の量は非常に多いです。ですがこれも貧しい人たちにとっては、大切な資源である。ということを考えてほしいです。実際に行かないとそういう考えは、なかなか難しいかもしれませんが、そういった人たちが現実に無数に存在するということを知ってほしいと思いました。エコバッグを使うようにするなど、何か1つでもいいので、リサイクルについて気にかけるということが大切だと特に感じました。
◆参加学生 N,T さん◆
昨日、ウゴン地区の一般家庭を訪問しました。一般家庭を訪問する前にゴミをリサイクルしてカバンを作る所をテレビで見ました。ゴミをリサイクルして、カバンを作る事は、改めて良い事だと感じました。次に一般家庭をジムニーで訪問しました。その時に海老のスープ、チキン、バナナ、マンゴー、ご飯、それから飲み物にコカコーラを用意してもらいました。どれも美味しい料理でした。その次にウゴン地区を去る前にお土産物を見て買いました。僕は、買い物バッグとネックレスを買いました。この2つが両親に喜ばれればそれはありがたいです。
◆参加学生 Y,Sさん◆
キルス財団という女性の仕事を支援している場所に行き、活動内容や歴史について学んだ。その後、キルス財団のあるウゴン地区の一般の家庭を訪問し、昼食を頂いた。町並みは先週行ったバセコとは違いスラムのような感じではなく、日本でいうところの住宅街のようであった。お邪魔した家庭はマリーさんとそのパートナーの方の家で、フライドチキンや焼き魚、卵のスープなどを食べさせてもらった。家庭の料理はマニラ周辺のファーストフードなどの濃い味付けではなく、優しい味でとてもおいしく、感動した。食後にはフィリピンについてうかがったり、フィリピンのテレビ番組をみたりした。マリーさんの家は暑くもなく、過ごしやすそうであった。家庭を訪問した後はキルス財団の方が作ったバッグやペンケースなどを購入した。このバッグなどは回収されたゴミなどから作られているのだが、これらはとても丈夫そうで、カラフルで可愛らしい見た目をしているのでいくつか買った。最後に、それぞれが訪問した家庭の方と記念写真をとったり、別れの挨拶などをした。
今回のキルス財団への訪問はとてもよいもので、フェアトレードの大切さや働く女性たちの熱意などがしっかりと伝わってきたため、とても良いものであったと考える。
◆参加学生 O,Hさん◆
私たちはウゴン地区の周辺のコミュニティを訪問し、家庭を見せてもらい料理を頂きました。また、リサイクルして作られたバッグも見せてもらいました。一つ一つの家は縦長のような感じで、1人が通れるような感じでした。家庭料理の方は外のお店で食べるよりとても美味しかったです。また、家の人にも親切にして頂きました。ただ、自分に話す内容がなかなか出てこず、あんまり話せなくて申し訳ない気分でした。次があるのなら、聞きたいことをある程度考えてからいけるといいと思いました。それから、飲み終わったジュースの袋をリサイクルして作られたバッグなども見せてもらいました。袋がなかなかいい感じでデザインになっており、いくつか買わせていただきました。
今回は、何かを一緒にやるとかではなく、ただ見学するだけだったので時間も短く、少し寂しかったです。もう少し、共同作業や料理を一緒に作るとかできればよかったです。
◆参加学生 T,Sさん◆
今日はフィリピンの一般家庭にお邪魔したり、フェアトレードについて学びました。Nanay Clara(Nanay というのはお母さんという意味)のお家に行ったのですが、Nanay Claraはとても優しく本当に家族の一員として扱ってくれました。しかし、優しすぎてご飯をおかわりしすぎてお腹いっぱいになり動けず大変でした。フィリピンの一般的な料理をNanay Claraは作ってくれたのですがとてもおいしく、それもお腹いっぱいになるまで食べてしまった原因だと私は推測しています。ご飯を食べ終わったあとは、食事休憩をはさみつ談笑したり、別腹でハロハロを食べたりしました。ハロハロはコーンを入れてかき氷をかけ、練乳と砂糖を入れたおいしいデザートでした。フェアトレードというのは、利益だけを追及して実際にものを作る労働者の人たちへの給金が少ないというような問題への解決策として行われていたり、フィリピンでは女性の労働待遇や社会的地位の問題などへの一つの解決法として行われているのですが、今回訪れたキルス財団ではジュースのパッケージなどのゴミからかわいいバックやかわいい小物類などをつくり世界に売っていくというような活動をしていました。Nanay Claramもそのような仕事をしており、稼いだお金で四階の家を建てたり、旦那さんは仕事を休職して主夫をやってたりしました。実際に洗い物を旦那さんが楽しそうにやっていて、Nanay Claraはリラックスしていたりと実際に女性地位の向上というものの結果を見ることができました。フェアトレードの品のバックなどはとてもかわいいのでフィリピンのお土産はここがおすすめです!
◆参加学生 H,Yさん◆
フィリピン語学研修10日目の3月10日はウゴン地区にあるキルス財団を訪問しました。ここでは、主にジュースパックなどのごみを資源に鞄やアクセサリーに作り替え、外国とフェアな取引、適当な価格で商品を売買するというフェアトレードを行っています。この職場では子供を持つお母さんたちが主役となり、手づくりの作品を作っています。もともとはごみがたくさんある貧相な街が、今では子供を大学へ進学させることができるほどまで豊かになったそうです。見学させていただいた作業場は決して綺麗で設備が整った環境というわけではありませんが、ひとつひとつお母さんたちが手作りで作った作品には愛を感じました。見学のあとにはフィリピンのローカル乗り物で有名なジープニーに乗り、円になったウゴン地区の町を一周しながら各家庭のところで降りました。私はGIEお母さんの自宅にお邪魔して、お昼ごはんをいただきました。フィリピンの料理といえばどこも甘く、油分の多い料理が印象的でしたが、いただいた昼食はさっぱりとしていてどれも美味しかったです。中でも寮の生活でなかなか沢山食べれない野菜、青菜のオイスターソース炒めは日本では特に好物と言うわけではないけれど、すごく美味しかったです。帰り際にはお水やバナナを持たせてくれたりと、どこか日本でも経験したことのある温かさを感じました。
GIEは会話のなかで、決して裕福ではなくとも家族と一緒に毎日過ごすことがとても大切だと何度も言っていました。またいつか会いたいです。

◆参加学生 K,Yさん◆
今週は、キルス財団を見学して来ました。キルス財団はフィリピンのウゴン地区にある、ゴミの削減と女性の雇用機会の創出を目的として活動する団体です。ゴミの削減というと日本ではゴミを一度材料に戻してから新しい製品を作り出していますが、彼女達は、飲み終わったジュースのパックを洗浄し、それらを縫い合わせることで、パックのデザインを活かしたバック、編み込んでまた違った雰囲気のバックや小物入れ、アクセサリーなどと色々な製品を生産しています。今回私たちは彼女達の職場だけではなく、ご家庭にもお邪魔させていただき、お昼ご飯をご一緒させていただきました。どの料理も美味しくてファストフードなどを食べる生活には戻りたくないと思ってしまいました。私が行ったお家は、元々は二階建ての建物だったらしいのですが、キルスでの仕事で得たお金で四階建てへと増築したという話を聞きました。物にもよりますが一つ一つの単価はそこまで高くありません。またひとつひとつ手作業で行なっているため機械のように大量生産は不可能です。それらのことを考えると日々のひとつひとつの積み重ねが彼女達の有意義な生活に繋がっていると感じました。
何に対しても積み重ねが大切というのは当たり前であり、これを当たり前のように行なっている彼女達はすごいと思いました。私も彼女達を見習って生活を見直して行かなければいけないなと感じました。

◆参加学生 U,Yさん◆
「フェアトレード」は中学時代に英語の授業で習いましたが実際にどのようなものなのかは勿論わかる訳が無く、何処か遠い国で行われている事なんだなという感覚でした。今回初めて行われている地域に行ってみて、先週行ったバセコと同じようなスラム街であったウゴン地区でゴミのリサイクル用品を作り売ることで人並みの家庭を持つことができ、子供を学校や大学にまで送ることができるほど今の彼らの生活のための支柱になっているということがよく分かりました。
今後もこのような取り組みが世界に広がる事が貧困を救うのでは無いかと思います。

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