BASECO活動を終えて感想④【フィリピン語学研修】
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◆参加学生 Y,Nさん◆
『語学以上に生きて行く上で大切なこと』
3月3日フィリピン語学研修3日目、スラム街バセコで子供達と交流をしました。交流場所に入ってすぐに、子供達が集まってきてくれました。その後の野菜の買い出しの時も、たくさんの子供達が集まってきてくれて、初めて出会ったとは思えないほど人懐っこくとても可愛いなぁという印象を受けました。子供達は、買い出し中にバセコに売っているアイスを買ってきてくれました。また、そのアイスで汚れた私の手を、自分の服で拭いてくれる子供もいました。
施設に戻ってあそぶ時にも、子供達はすぐに集まって来てくれました。折り紙やかけっこ、鬼ごっこをして遊びました。私は折り紙で、飛行機とハートとカメラを一緒に教えながら作りました。帰りにはバセコの子が自ら作った折り紙のハートを私にくれました。
この活動を終えて帰る時、本当に別れが悲しくなって私は号泣してしまいました。
この活動を通して、私は人の本来の姿、優しさ、純粋さを肌で感じることができました。私たち含め、今の日本の子供は、知らない人とは話してはいけないという教育を受けているため、こんなにも純粋な心を持った子供を見るのは初めてかもしれません。今まで貧しい国の子供の支援など、本当に興味がなくて人ごとのようでしたが、今回このボランティアをして今後もボランティア、支援を個人的に続けたいと思いました。今回は本当に貧しい中でも恵まれているほんの一部の子供達でしたが、こんなに素敵な人間がたくさんいるということ、このような貧しい国の現状をみんなが知ることが大切だと思いました。
私ができることはかなり限られているけれど、私の周りにいる友達とこれらの話をするなどして、少しでも支援の力になりたいなぁと思います。この研修は語学研修であり、語学を学ぶためではありますが、語学以上に生きて行く上で大切なことを学べたと思います。まだまだこれからですが、この研修に参加してよかったと感じることができました。
◆参加学生 K,Yさん◆
『私たちの行動次第』
正直始めは、スラムに行くということであまり良いイメージを持っていませんでしたし、半日しかない中で初対面のそれも海外の子供達と仲良く楽しく遊ぶことができるのかと、不安しかありませんでした。ですが、到着してみると思っていたよりもずっとずっと綺麗で、たくさんの人達が笑顔で迎えてくれて、嬉しかったです!また、調理に必要な材料を買いに行く時から、子供達から手を繋ぎに来てくれたり、お店の人に聞くと欲しい材料がどこに売っているのかも丁寧に教えてくれたりと、フィリピン人のフレンドリーな一面を全面に感じられる瞬間でした。私は、調理係のメンバーだったので買い出しをするなりすぐ調理に取りかかってしまったので、調理がひと段落した段階で子供達のところにあそびに遊びに行って、「上手く混ざれるかな」や「楽しんでもらえるかな」と不安に思っていましたが、広場に出るとすぐに子供達が集まって来てくれて嬉しかったです。持っていったコマは上手く回す事ができなくて悔しい部分もありましたが、その他に持っていった、しゃぼん玉も人気で、みんな笑顔で遊んでくれていたのですごく嬉しかったです。遊ぶ子供達によっても、折り紙だったり、一緒に写真を撮ったり、タッチゲーム(鬼ごっこ的な遊び)だったり、2、3人を背負ったり抱っこしたり肩車したりしてタッチゲームをしたり、と体力勝負な遊びもあり大変な部分もありました。そんな私たちを気遣ってか、汗を拭いてくれたり、マッサージをしてくれたりと、気候だけではなく人のあたたかさも存分に感じることができ、すごく充実した時間を過ごすことができたと思いました。そんなこんなでたくさん遊んだ後、私たちが作った料理も美味しいそうに食べてもらえたので良かったです。
お別れの会の時には、イマドキの音楽に乗せてダンスを披露してくれました。半日というほんの少しの時間しか一緒に遊ぶことができなかった私たちや、たくさん話しかけてくれたのにその一部しか理解できなかった自分のために、踊ってくれていると思うと、少しでも勉強して楽しく会話したり、もっともっと子供達に尽くせたりしたのではないかと後悔する部分もありました。
お別れ会が終わった後も、遊んだ子供達がみんな集まってくれて、他にもメンバーがいる中で自分を選んでくれたという感謝の気持ちでいっぱいになりました。お別れのキスやハグで別れた後、帰りのバスまで見送ってくれる子やバスが走り出してもそれを追いかけてくる子がいて少し切ない気持ちにもなりました。半日でしたがこの活動を通して、ほんの一部ですがスラムを知ることができましたし、フィリピン人の人に対するあたたかさも感じることができ、いい経験だったと思いました。
最後に、私たちが訪れたバセコは貧しい人々を支援するNGO団体が入っている地域であり、比較的上位のスラムと言える地域であっても、日本人である私たちや私たちと同等の生活を送っている世界中の人々から見れば貧しい地域であることは確かです。ということは、これよりももっと貧しい地域に住んでいる人がまだ多く存在するということです。これからの私たちの行動次第で貧しい子供達や人々を少しでも多く救うことができると感じました。そして、多くの人が自分のことだけではなくそういう人々のことまで考えて行動できる社会に今後なっていけば一番良いと思いました。
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