外来魚駆除(佐渡サービスラーニング3日目:国中班)
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この日はため池へ行き、水を可能な限り抜いた池に入って外来魚駆除を行いました。東京ではなかなかできないようなものでした。

佐渡でも外来魚のブラックバス、ブルーギルなどにより在来種が淘汰されてしまっているのが現状です。そこで、それを防ごうと池から水を抜き、外来魚駆除をしていこうという活動が行われています。すでに十数箇所の池で実行されており、駆除された外来魚の数は万を余裕で超えているそうです!!
では実際の作業について。まず、作業を行う前に、生物多様性保全ネットワーク新潟の方から絶滅危惧種と特定外来生物などの説明を受けました。外来種が佐渡に持ち込まれてしまった現状と駆除についての話を聞きました。次に、実際に作業をする場所に移動し、地元の方がすでに水を抜いてくださったため池に入り、網などを使って獲っていきます。泥が多いため、最初はみんな足を取られてうまく進めなかったりしていました。
びっくりしたことが一つ。それは外来種の数の多さです。次から次へと現れるオタマジャクシや小さな魚。もう何匹とったかわからないくらいの多さ。ただ動きが速いので捕まえにくかったです。

池での駆除作業が終わった後は、記録を残すために魚の集計をしました。
池での作業に比べると数えるだけというのは楽に思えましたが、実際にやってみるとこちらの方が大変と感じます。おたまじゃくしだけでなんと1000匹を超え、他にも様々な魚がいました。
しかし何より驚いたのはそのうち在来種は10匹未満で、99%以上が外来種だったということです。ここは日本の島の佐渡島であるにも関わらず、そこに生息しているのは外国の生物でした。その実態を目の当たりにして、改めて生態の保護活動の大切さを知りました。まだ大きなことを出来ていない私達学生ですが、この佐渡島での経験を活かし、守るべき自然に貢献していきたいと思います。
(鴇田・友部・平野)